- 銀行カードローンをたくさん利用しすぎて、返済が苦しくなっている
- 借金はあるけれど、車のローンがあり、車を手放したくない
- 月々の支払いの負担を減らしたい
このようなお悩みを抱えた方は、任意整理によって解決できる可能性が高いです。
任意整理のポイントと注意点を確認しましょう。
1．任意整理のポイント
まずは、任意整理のポイントをご紹介します。
1-1．任意整理とは
任意整理とは、債務者が債権者と直接交渉をして、借金の返済金額や返済方法を決め直す手続きです。銀行カードローン、消費者金融、クレジットカード会社などから借金しているときに有効です。
任意整理をするときには、債権者と直接交渉をするので、裁判所を利用することはありません。債務整理手続きの中でも簡易な方法です。
任意整理をすると、手続き後5年間程度、債権者へ支払いを継続していく必要があります。
1-2．利息がカットされる
任意整理をすると、債権者との合意後の将来利息をカットできるので、全体としての支払金額が減り、月々の支払いの負担も小さくなることが多いです。
1-3．過払い金請求できるケースもある
過去に利息制限法を超過した高利率で支払いをしていた方は、任意整理によって、大幅に借金の元本をカットできる可能性があります。
また、支払いすぎ利息の金額が高額な場合、過払い金請求できるケースもあります。
2．任意整理の注意点
任意整理には、注意点もあります。
2-1．ブラックリスト状態となる
まず、いわゆるブラックリスト状態になるので、手続き後5～8年程度の間、ローンやクレジットカードの利用ができなくなる可能性があります。
2-2．債権者の同意が必要
任意整理をするときには、債権者と直接交渉をしなければなりません。合意ができなければ借金を整理できないので、債権者が協力的であることが必要です。
2-3．減額率が低い
過去に利息制限法を超過した利率での取引がない限り、任意整理による借金減額率は低いです。借金の金額が高額である場合、任意整理による解決は難しくなるでしょう。
2-4．支払いを継続しなければならない
任意整理をしても借金が無くなるわけではないので、その後、支払いを継続しなければなりません。
途中で支払いができなくなると、その時点で再度別の債務整理手続きをしないといけなくなります。
任意整理には注意点もありますが、上手に使うと効果的に借金問題を解決できるものです。
当事務所でも任意整理を多数取り扱っておりますので、借金生活から脱却したい場合には、できるだけお早めに弁護士までご相談下さい。
