カードローンやクレジットカード、消費者金融などで借金をしてしまったとき、支払いを滞納すると、督促されたり取り立てをされたりするので、大きなプレッシャーを感じるものです。
自宅に郵便物が届くので、家族に借金を知られてしまうケースも多く見られます。
このようなとき、弁護士に債務整理を依頼していただければ、借金の取り立てや督促を止めることができます。
今回は、借金の取り立てや督促を止める方法について、解説します。
1.弁護士に依頼すると、督促が止まる
カードローンなどの借金を滞納していると、電話やハガキ、封書などで何度となく支払いを督促されます。
自宅に郵便物が届くと家族に見られるので、日々心落ち着かずに過ごしておられる方も多くいらっしゃいますし、たくさんの借入先から借金をしている場合には、毎日のように督促状が届いてうんざりしてしまうケースもあるでしょう。
このようなとき、弁護士に債務整理を依頼すると、すぐに債権者からの取り立てや督促が止まります。
電話も一切かかってこなくなりますし、郵便による督促状も届きません。
弁護士に依頼してから取り立てが止まるまでの期間は、だいたい1~3日くらいです。
2.督促が止まる理由
なぜ、弁護士に債務整理を依頼すると、督促が止まるのでしょうか?
1つには、貸金業法という法律において、弁護士の介入後は、貸金業者は債務者に直接督促してはいけないことになっているからです(貸金業法21条1項9号)。
弁護士介入後は、弁護士を通じてすべての債務整理手続きを進めていくべきだからです。また、取り立てに疲弊している債務者を、それ以上追い込むべきではないということも理由の1つです。
銀行などの金融機関は、厳密には「貸金業者」ではないのでこの規定は適用されませんが、同様の趣旨が当てはまるので、やはり債務者への直接督促をしなくなります。
そこで、弁護士が債務整理の受任通知を送り、債権者の元に届いたら、即時に督促が停止します。
3.債務整理を開始すると、返済も止まる
債務整理を開始すると、督促が止まるだけではなく、いったんすべての返済をストップします。債務の額を確定する必要があるためです。
そこで、債務整理を弁護士に依頼すると、支払いも督促もなくなって、一時的に借金が全くないのと同じような余裕のある状態に戻ることができます。
任意整理や個人再生をする場合、手続き後に返済が再開しますが、自己破産なら、そのまま支払いが不要となります。
4.債務整理するなら、早めに弁護士に依頼しましょう
借金に追われて苦しんでいるならば、早めに弁護士に依頼して債務整理を開始すべきです。
解決できない借金問題はほとんどありませんので、どのような状況であっても、まずはお気軽に弁護士までご相談下さい。